加茂ユナイテッドのこと

小学4年まで都内で暮らしていましたが、母の実家である加茂に家族で移住しました。米作りに触れ始めたのはその頃からです。田んぼの中では魚が泳ぎ、茜色のトンボの群れが美しく飛び立つ。当時の加茂の自然の豊かさを色鮮やかに記憶しています。

米作りに本格的に携わり始めてから、苗が育ち、稲に実り、美味しい米が出来上がる過程を間近にすることが楽しく、「農業はクリエイティブな仕事だ」と感じました。とびきり美味しいお米を自分の手で作れるということが、私の自慢の一つにもなりました。

少子高齢化に伴い、田んぼの担い手も少なくなってきています。担い手がなくなった田んぼは、この先形を変え、この美しい風景を変えてしまうかもしれません。
しかし、この美しい田園風景をこの先もずっと残していきたい。
そんな想いで会社を立ち上げました。
米作りを通じて、美味しさと美しさを大切に守っていきたいと考えています。

新潟は、稲作と酒造りが密接な地域。春から秋にかけては、稲作。冬は酒造りというスタイルで永く稲作と酒造りに従事してきました。
酒造りのノウハウを生かし、その土地の力や風土にあった米作りを行なっていきます。

＜経歴＞
稲作のほか、
加茂市　株式会社マスカガミ（こうじや/もとや　を経験）
三条市　福顔酒造株式会社（杜氏を経験）